昨年も行きましたが、友人の我妻淳さんが磁器の個展を開催しているので、はるばる(?)南宇都宮に行って参りました。


L'art de Vivre-悠日3


L'art de Vivre-悠日1

L'art de Vivre-悠日2
 個展会場の「ギャラリー悠日」は、蔵の内部を改装したなかなか良い雰囲気の場所です。今日は行きませんでしたが、周囲には懐石料理、フレンチ、カフェなど、気になるお店(これらも蔵を改装)もあって、素敵な一角。そんな静かな蔵の中の空間に独特の青の釉薬をまとった器たちが並ぶ姿は圧巻。

 宇都宮から東武線で一駅。ちょっとした小旅行でした。次は、もう1つの楽しみ、餃子を食べに!

我妻淳展

10/2~11
ギャラリー悠日
栃木県宇都宮市吉野1-7-10

 カボチャは好きじゃないとか普段から周囲に言っているのに、なぜか買ってしまった坊ちゃんカボチャ。だって、形が不揃いであるせいか4個で150円だったんです。4人家族なら即買いですよね。って、うち、4人家族でもないのに…(苦笑)。


 実は、これを買った時にある1つの料理が頭に浮かんでいたのです。それは、カボチャを蒸して、中をくりぬいてそこにキッシュ種を入れてオーブンで焼く料理。秋の声を聞くと、急に煮込み料理や、オーブン料理が作りたくなる私。つまり、カボチャ云々ではなく単に作りたかっただけ。


L'art de Vivre-坊ちゃんかぼちゃ
 カボチャはラップでくるんで電子レンジで5分ほど加熱。これでもう中まで柔らかくなっちゃってます。上を切って中身をくりぬき、種を取り出します。カボチャの実はちょっと叩いて柔らかくして卵、生クリーム、それに冷蔵庫に余ってたカニかまみたいなものをほぐしてそれを具材に。溶けるチーズを載せて、最初に切り取った蓋をしてオーブンへ。

 おぅ~、適当に作ったにしては上手くいったかも? カボチャだけど美味しい(笑)。

 アノニマスタジオで開催される“韓国ごはん韓国おかず”も第5回を迎え、今回はビビンパプ。王様に出すビビンパプは、正式には「骨董飯」と言うのだとか。ご飯にさまざまな具材を混ぜて食べるこのメニューは、家臣達が争わずにみんなで力を合わせて国を守るように…という意味があるのだそうです。韓国料理にはこういう裏に隠された意味を知るのも楽しい。


L'art de Vivre-ビビンパ
 というわけで、「宮廷式」。つまり丁寧な調理が求められるわけですよ。水煮ゼンマイはもう一度ゆがいて灰汁や(たぶん使われているであろう)保存料などを抜き、さらに根元のあたりの堅い部分も除く。大根は細い千切りにして塩をし、その他干し椎茸や牛肉、ほうれん草に豆もやしなど、具材はそれぞれに調理・調味するので、実は手間がかかる料理です。しかしですね~、やはり出来上がってそれを食べてみると、「ああ、あの手間があってこそ!」と思えるのです。ほんと、美味しい! 結局は混ぜちゃうんだから、ひとつひとつ別々に味付けなくてもいいんじゃない?と思われるかも知れませんが、違うんだな。別々に調理したからこそそれらが渾然一体となって、何とも言えないハーモニーを醸し出す。そんなもんだと思います。やっぱり手間をかければかけただけの答えがでる! 料理って面白いな。

 毎月月末の水曜日に開催されている、なすんじゃさんのランチ定食。水曜日は仕事の都合で行けないのですが、今月に限っては木曜日の祝日に開催されるため行ける! しかも大好きな純豆腐定食! 前日はノースリーブのワンピースを着ていた私ですが、急に気温が下がって今日は長袖。この気温差、身体が着いていきませ~ん。


L'art de Vivre-純豆腐定食
 とはいえ、涼しければチゲはますます旨い。アノニマスタジオさんが満を持して購入したトゥッペギ(韓国のチゲ用鍋です)が初お目見え。やっぱりこれで食べると雰囲気出るな~。その他のおかずは、鶏の白い煮込み(味付けはアミの塩辛のみ。これがまた絶品)、干し野菜のナムルにキュウリと大根のキムチ。


 純豆腐の豆腐がとにかく美味しいし、野菜や鶏肉も美味しい。聞けば全てすんじゃさんの自宅のある京都から持ってきているとのこと。う~~~む~~~。やっぱり素材って大事なのです! しかし、わざわざ京都からお取り寄せできない私たちはどうしたらいいの? 普段からよい食材が買えるお店を探しておくしかないんでしょうね~。それって贅沢? いやいやその他のことには節約しても、やはり出自のキチンとした質の良い物を食べたいなと強く思う今日この頃です。

 旨い物のためならある程度の遠征も辞さない私です。とは言え、最近はお気に入りのお店何軒かをローテーションしてる感じだわ~。もちろん、好きだからこそリピートしたくなるわけで、それはそれで良いんだけど、たまには新規開拓しないとね。

 というわけで、どなたかのブログで紹介されていたお店を新規開拓。「独自のモツ料理と絶品ベジタブル」のキャッチに惹かれました。このブログの読者なら、もう私が“ホルモンヌ”であることはご存知なはず。モツとイタリアンの組み合わせと聞けば、行かないわけにはいきません!

 場所は、茅場町。何やらビジネス街な匂いがしますが、大通りからちょっと入ると何やら良さげなお店がちらほら出現。その中の1軒がこちら。紙のメニューの他に黒板メニューも充実。う~~ん、これは迷いそうだぞ。

L'art de Vivre-ウネット2 L'art de Vivre-ウネット1

L'art de Vivre-ウネット3 L'art de Vivre-ウネット4



 どなたかのブログを見ていたら、美味しそうな自家製なめ茸があったのです。しかも、定番の「えのき」だけじゃなくて「しめじ」とか「しいたけ」とか、キノコもいろいろ。お~、こりゃキノコ好きにはたまらん! ということで早速チャレンジ。


L'art de Vivre-なめ茸もどき
 キノコを適当に切って、出汁と醤油と酒でさくっと煮るだけ。今回は、えのきとエリンギとしめじ。味のアクセントに唐辛子も1本加えてみました。このままでも美味しいけど、今夜はお豆腐に乗せて。胡椒を振りかけオリーブオイルをたら~り。赤いのはゆず胡椒です(ゆず胡椒は緑色だけじゃなくて、赤いのもあるのよ)。

豆腐をオリーブオイルと塩で食べると意外に美味しいのは、よく言われること。なので、なめ茸バージョンでも試してみました。オリーブオイルをかけることで和な感じは弱まるものの、お豆腐との一体感が出て何とも旨~い。大成功!

 今週は母の誕生日があったので、週末は実家に行ってお祝いにちょっとご馳走を。母は辛い物が苦手なので、普通の韓国料理ってわけにはいきません。なので、サムゲタン。鶏1羽丸ごとなので手のかかったご馳走に見えますが、材料さえ手に入れば実は簡単。韓国では夏バテ予防によく食べられるサムゲタン。日本で言うところの土用のうなぎってところでしょうか。


 で、材料ですが、欠かせないのはナツメ、生栗、朝鮮人参など。朝鮮人参は高価だけど身体にいいので韓国食材店に遠征して奮発しました。栗は、この猛暑で収穫も遅れて手に入らないのでは…と心配しましたが、運良く近所のスーパーでゲット。手を切らないように注意しながら(笑)皮を剥きましたよ~、ひたすら~(その後2、3日手が痛かったです)。レシピによっては甘栗で代用なんて書いてあるけど、私に言わせれば言語道断!!! 鶏の出汁を含んだ栗はとっても美味なので、ここは生栗を使いたい(今回は以降のためにいっぱい皮剥いて冷凍保存済み。ふふふ)。


L'art de Vivre-サムゲタン
 で、鶏のお腹にもち米、なつめ、栗などをつめて楊枝で留める(この作業を行う度に、あ~、いつの間に私こんなことできるようになっちゃったんだろう…と感慨深くなります)。圧力鍋に鶏、長ネギ、にんにく、生姜といった香味野菜と朝鮮人参を入れて適量の水をいれて火を付け、蒸気が上がってきたら弱火で30分ぐらい炊いて火を止めて放置。これだけです。これだけで滋味豊かなサムゲタンのできあがり。

L'art de Vivre-居酒屋秋刀魚1
 今夜は取引先の方との飲み会。お店の選択を任された私は何店かご提案したのですが、先方が興味を示されたのが秋刀魚寿司。お好きなんだそうです。それじゃぁ、こちらに行くしかないでしょう! お店の外観、メニューのラインナップなどは、普通の居酒屋さんと何ら変わることのないお店ですが、料理の美味しさはどんな人でも満足すること請け合い! 秋刀魚が好きならば言うことないでしょう。


L'art de Vivre-居酒屋秋刀魚2
 と言うわけで、女性4人で訪問。予約したはずが日にちを間違えられてた~~~!なんてアクシデントもありましたが幸いにも今夜は空いてて良かった~。お刺身盛り合わせにお浸しや焼き物(鶏・豚)、厚揚げに自家製薩摩揚げ(これも美味しい!)などなどを平らげ、満を持して秋刀魚寿司が登場すると一堂感嘆!! これ1尾700円也なのですが、何と秋刀魚高騰の折、そもそも秋刀魚の仕入れ値が700円以上することもあったのだとか…。わ~、全くの赤字ですよね。それでもこれを目当てにやってくるお客さんが多いわけなので、頑張られたのでしょうね。しみじみ…。そんな裏話などを聞きながら、今宵も美味しかったです~。


 ちなみに、取引先の秋刀魚寿司好きの女性は、お土産に1尾お持ち帰りをなさいましたが、何と家に帰ってご主人とまた食べてしまったそうです。いやはや…。私もこの店にお連れした甲斐がありました。

 秋刀魚好きな私ですが、ここまで価格が高騰してるとなかなか手が伸びませんね~。と、魚売り場を物色していたら、新鮮ぴちぴちな感じの“きびなご”が目にとまりました。ま、普通は唐揚げでしょう。揚げてから南蛮漬けというのも旨いかも。でも、私、基本揚げ物はやらないのです。カロリー気になるし、油の処理も面倒だし。


L'art de Vivre-キビナゴオイルサーディン1
 というわけで、思いついたのはきびなごを油で煮る料理。オイルサーディンの鰯をきびなごに変えただけです。きびなごは、煮くずれしやすそうなので、鍋ではなく耐熱皿に並べ、塩を振りかけながら間ににんにく千切りなどを適宜挟んでいく(ピリ辛が好きな人は、赤唐辛子を刻んで入れても。かく言う私はピリ辛好きなのに忘れちゃったのだけど…)。そしてオリーブオイルをひたひたに入れて、オーブントースターで12、3分程度火を通したらできあがり。


L'art de Vivre-キビナゴオイルサーディン2
 こんなちっちゃな魚なので、頭から丸ごと食べちゃいます。あ~、旨い。そのままでもいいけど、キュウリとトマトのスライスと一緒にオープンサンドってのもウマウマ。ちなみに今日のパンは、お友達が焼いた天然酵母のライ麦パン。この素朴な感じがきびなごに合う~。