アクセサリー作家の知人の個展に、周囲の女性たちと集まることになったので、じゃぁついでにわが家までちょっと足を伸ばしてもらって(地下鉄で4駅)、食べ飲みしていただくことにしました。って、ただ自分が作りたいだけなんですけどね。やっぱり料理は食べてくれる人が多いほど楽しい。

で、何と写真を撮るのを忘れてしまいました。前半は作ったり並べたりするのに忙しく、後半はまったり飲みに入ってしまったので。
とりあえず備忘録のためにメニュー書いておきます。


・キムチ(蕪、茄子、キュウリ、大根、キャベツ)
・豆もやしのナムル
・トトリムッ(どんぐりのお豆腐)
・豆腐のジョン
・蒸し豚の野菜包み
・春川タッカルビ
・チヂミ(人参、玉葱と桜エビ)
〈おまけ〉ぺそら漬け


 ところで、おまけの“ぺそら漬け”は、山形出身の友人が、来る途中で寄った所で買ってきてくれたものなんですが、山形県のある地域の郷土の味だとか。「ぺそらって何?」「あの人は、ぺそら~っとしてるとか言うんだよ」と、聞き慣れない言葉に大盛り上がり。あとで調べてみたら、朝採りのなすを一昼夜ほど塩水につけておいて色を抜き、その後、塩・唐辛子・茗荷などで本漬けしてから、醗酵させる…とまぁ結構手間のかかるお漬け物のようです。噛むとじゅわっと辛い汁が出てきて、美味し~い! キムチとはまた違った辛さが癖になりそう…。

これに飲み物は、ビールでとりあえずの喉の渇きを抑えたあとに、活性濁りの日本酒を出してみました。どぶろくっぽくて、マッコリにも通じるものがあるから韓国料理にも合うかな?と思ったのです。これも写真をとっておけばよかったのだけど、群馬県藤岡市松屋酒蔵の「平井城 桃色薫酒」といって、薄いピンクの大変綺麗なお酒。しかも、底の方にはもろみの米粒が多く沈殿していて目にも楽しい。このピンクは、アデニン要求性酵母(桃色酵母)により桃色(淡いピンク)発色しているとのこと。しかし! 色が綺麗だからと言って、甘いお酒を想像すると裏切られます。活性濁りなので、スパークリング。そして、適度な酸が効いていてスッキリ。「これは、飲みやすくてヤバイ感じね」(友人談)。


 まぁそんなこんなで、日本酒の後は、赤・白・スーパークリングワインなどを空けつつ、3連休ど真ん中の夜は更けていったのでした。後日、参加した友人から来たメールに「また、キムチハウスに呼んでください」と書いてあったのには苦笑。そうか、キムチハウス…。確かにね、冷蔵庫の中に数種のキムチを常備している一般人なんて、そうそういないもんね。はい、またお呼びします、キムチハウスへ!