JR水道橋駅から職場への道の途中にあるビルの入り口に「UTSUWA GALLERY千鳥」という表示を見つけました。割と古めのビルのたたずまいから言って、失礼ながらここに本当に器のお店が?という感じなのです。気になったのでネットで検索してみると、確かにあった。

UTSUWA GALLERY千鳥
ギャラリーというのが何となく良いではないですか。それに、HPにある以下の文章。料理好きとしては是非行ってみなければ!

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千鳥には、高級な器や華やかな器はありません。
でも、素朴で温かみのある器があります。
料理がおいしく見える器があります。
そして、使い込むほどに美しくなる器があります。
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 というわけで、馬渡新平さんという作家の方の個展開催日に行き、購入したのが写真の片口と豆皿(手前の白いお皿は別な日に行って購入した増田勉さんの作品)。片口は、ぼてっとして手になじみます。なんだかいつもの日本酒が、この片口で注ぐとより美味しく感じられる……。ほんと器って不思議だわ。この馬渡さんの片口がいたく気に入ってしまった私は、翌日またギャラリーを訪れて、これに合う「ぐい呑み」も購入してしまったのでした。あはは。


L'art de Vivre-鮭の白子の酒蒸し
 ちなみに、今夜の料理は「鮭の白子の酒蒸し」。遅い時間のスーパーで半額になってた白子(苦笑)。北海道ではよく食べるらしいですが、東京ではあまり見かけなかった。塩をして筋をとって洗って臭みを取る。そして、酒と水を煮立てた鍋に投入して数分。白子自体は淡泊な味ですが、大根おろしとあさつきを添えてポン酢でいただくと、ふっわっと柔らかい食感。何とも言えない感じですね。で、酒蒸ししたあとの汁(?)も捨てちゃあいけません。出汁が出ていてなかなか美味なのです。うふふ、いい器に旨いつまみ。秋はいいな~。